
大きな敷地のお客様宅。
いろいろな果実の木が植えられています。
その中でも大きな実がなる木だなといつも思っていた木があります。
これがその木。
柑橘系だとは見たからにわかりますが、実自体は見かけたことがないような大きさです。
なぜ網が掛けてあるのかを聞くと、歩行者が盗んでいくそうで・・・
この時代に盗む人なんているの?と思いましてこの果実の名を聞くと・・・
ばんぺいゆ???
初めて聞きました。どうやら高級な果実らしいのですがまったく聞いたことがありません。
収穫するほとんどを東京の親戚に送ってしまうそうなんですけど一箱だけの送料でも5,000円もするそうで・・・
わざわざ送らなくても向こうで買えばいいのにと聞くと、送料をかけてでも送った方が安上がりになるほど高級との事。
調べてみましたよ、どれくらい高級かを!
晩白柚とは?
おっと、想像以上のお値段でした・・・
世の中にはお代さまが食される果実がありますね・・・庶民にはまったく関係ない世界です・・・

いくら高価だからといって盗む人がいるということはさみしいものですから、やはり対策はしないとね。
お施主さんにいらなくなったすだれを用意してもらいまして道路側からは見えないようにしましたよ。
これで大丈夫!
だといいんですが・・・それでも盗むのが泥棒ですからね・・・
この作業の際にお施主さんが枝打ちをしたんですが誤って実が付いている枝を伐採してしまいました。
しかも2個も・・・
値段にしたらいくらなんでしょうか・・・
しかしお施主さんはまったく気にしていませんでしたよ。
だって勝手になるような実だから別に欲しくはないよ、全部あげてしまうものだしね、でも盗まれるのはやっぱりいやだね、と。
結果的には自分で食べるのではないですが、あげるのと盗まれるのではまったく違う気持ちになりますからね。