階段撤去などの内装工事をおこなわせていただいたお客様宅。
しかしメイン工事はこちらの外工事。
ここはベランダです。
とはいえフェンス(手すり)がない・・・ありえない・・・
どうやら新築時に木製で作ったらしく10年で朽ち果てたそうです。
それはそうだろうと・・・
最近は長く張り出した軒(屋根)もないのに木材を外に使用しているおうちをよく見かけます。
なぜ雨に濡れて腐るものを雨ざらしにするのか理解できませんが・・・雨に強い木材を使用するならまだしも。
最近も東向きの木部むき出しのベランダがある新築住宅を見ましたけど15年後がおそろしい・・・
手入れを怠らない方や常に修理をしていく意気込みのある方なら構わないと思いますが私のように出来る限りメンテナンスをしたくない人間には向いていない工法だと思います。
にもかかわらず再度木造で手すりを造りたいとのご要望。
よほど木造の手すりがお気に入りのようですが・・・
外に木を使用するのはウッドデッキくらいにしておいた方が良いと思う私ですので”やめておいた方がよい”とお伝えしました。
しかしそれでも造ってほしいということでしたが再度”やめた方が良い”とお伝えしました。
しかしどうしても造りたい!10年しかもたなくても良いので!!という強い要望でしたので引き受けることにしました。
とはいえ条件はひとつお願いしました。
屋根を付けさせてほしいということです。
せめて屋根が付けば劣化のリスクは少なくなりますので。
さてどうやって造ろうかと・・・
屋根を付けるにしてもシャッターも付いているし・・・
なんて思う間もなくイメージが出来ましたのでお施主さんと相談しながら造っていくこととなりました。
それでは工事開始です。