木と木を緊結しているボルト。
1軒の家にはとてもたくさんのボルトが使用されています。
建前時に締め付けるわけですが、梁が乾燥してやせるんですね。
その結果、ボルトがゆるんでしまうんです。
ちなみにゆるみ防止のバネ付き座金を使用すればゆるみにくいと思っている人がいるようですがはっきり言って無意味です。同じようにゆるみますからそれを使用している人の単なる自己満足に過ぎませんよ。
まあ、私も使用していますけど・・・
ですから天井をはる前に締め直すんですね。
特に1階の天井の場合は施工後に天井裏に入っていくことはできないため締め付けは出来ません。
施工前が最後のチャンスんですね。
もっともこのように締め直しても時間経過によってまたゆるんでしまうことでしょう。
でもゆるんでしまっているボルトを知らぬふりをして締め直さないのも罪でしょう。
こういうちょっとした事の積み重ねが10年後、20年後に差が出るんだと思いますし、私はそう信じています。
なぜならば・・・
つづく