梁の組み方完成

梁の組み方完成


来年新築させていただくお宅の梁をどのように組もうか思考しました。
4回ほど書き直しやっと完成しましたので今朝、梁を発注しました。
墨付けは年明けからですね。

最近ではプレカット(工場での自動機械加工)が主流ですが、今回のお施主さまは「大工に家を建ってもらいたい!」ということで墨付けをして手刻みで加工することになりました。
手刻みと言ってももちろん電気道具は使うんですけどね。
べつにプレカットを否定しているわけではありませんよ。
大場建築でもプレカットを利用しますから精度の良さはわかっています。
お客様のお好みで手刻みorプレカットのどちらでも対応させていただけます。

以前はプレカットに依頼する場合でも梁の組み方は大工が決めたものですが、最近ではプレカットの設計をおこなっている方におまかせなので考える必要はなくなりました。
ですから大工でも梁の組み方や墨付けが出来なくても家を建つことが可能になりました。
私が大工の見習いをしていたときは「墨付けができなければ大工として食ってはいけない!」と親方によく言われたものですが時代は変わりましたね。


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この記事へのコメント
いやっ やっぱり大工さんは墨付けが出来なきゃ♪

大工さんの家づくりが見直されて、スピードよりも
もっと大切な家づくりがある事が来年から注目される!?

遠州には技術が残っています。その技術を継承していく
為には地域の理解も必要ですよね。
大工村.comを通じて大工さんの家づくりを知ってもらえれば
嬉しいです。。。。これからもよろしくお願いします。
Posted by 大工ちゃん at 2009年12月25日 05:33
スピード&コスト重視で墨付けをおこなわない親方が増えています。
大工職人を目指す人は墨付けを経験する機会がとても少ないと思います。
墨付けは本で勉強するよりも、作業場で経験しなければ覚えられないものですからね。
覚えたくても覚えられないのが現状なんでしょう。
私の親方は墨付けを覚えるようになるべくプレカットは利用しないようにしてくれましたから恵まれていましたね。
Posted by 大場建築 at 2009年12月25日 06:22
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