
約40cmもある梁。
普段ならば絶対に使用しないような大きな梁。
というかここまでのものは必要ないですし、これだけ大きいと梁自身の重さで垂れてしまいそうです。
しかし今回は構造計算書の指定でこれを使わなければいけないんですよ。
通常、梁の大きさは梁を支える柱の間隔で決めます。(梁にかかる荷重ももちろん考慮します)
柱の間隔が長ければ大きな梁を採用しますし短ければ梁は小さくします。
その考えからいくとこれだけの大きさならばさぞかし柱の間隔は長いと思いきや・・・
その間隔は約1.8m。
通常であれば半分、もしくは半分以下の梁でも良さそうな間隔です。
と、こういう考えを押し切るとデータを偽造したり指定されたものと違う材料を使用する手抜きが起きるんですね。

短いものが数本必要なのでこれを半分にします。
実にもったいない・・・でも指定ですからしょうがない・・・