
話はいきなり明後日の方向なんですけど・・・
この写真を見てふと思いました。
こんなに良いひのき梁を使用しているなんて・・・さすが大場建築!
ではなくて、カワイ材木屋さんのおかげです。
ここから本編
さしがね。
これは見たことがある人も多いのではないでしょうか。
直角に線を引いたり屋根の勾配を記したりします。
大工が使用する寸法は今でも尺貫法です。
寸や尺という単位まではこのさしがねで印をします。
ちなみに1寸は約3cm。
尺は寸の10倍ですので1尺は約30cmとなります。

これは間竿(けんざお)です。
大きなものさしのイメージで1尺おきに印をつける際に使用します。
建築の場合、基準となるのは3尺(約0.9m)と6尺(約1.8m)です。
イメージしやすいのは畳の大きさです。
畳1枚はおよそ3尺×6尺で出来ています。
この畳の大きさを基準にして部屋の大きさなどを表していますよね、6畳とか8畳とかね。
ついでに言えば1坪は畳2畳分のことです。
ですから10畳の部屋は5坪ということになります。
ちなみに1間(いっけん)とは6尺のことですので約1.8mとなります。
大工の修行に入るとまずこの単位を覚えることから始まります。
つづく