これ、空気圧で釘が打てる優れもの。
誰でも簡単に釘が打てます。
90mmもある長い釘も簡単に打つことが出来ます。
しかしうちではあまり頻繁には使用しません。
まったく使用しないわけではないんですがなるべく使用しないようにしています。
(45mmの短い釘には良く使用します。)
あまり使用しない理由はズバリ!釘が効いているのかいないのかがよくわからないからです。
まさに下手な鉄砲数撃ちゃ当たるの世界です。
特に長い釘を打つ場所は重要な箇所ですから確実に留め付けたいものです。
たとえば機械で打つとこのような状態になることがあります。
釘の頭が出ていますのでしっかり打てていないのです。
そのため木と木が密着していないので隙間があります。
ですから玄能で打ちこみます。
これがしっかり釘が打ち込まれた状態。
しっかり釘を打ち込めば木と木の隙間もなくなり密着するというわけです。
たかが釘打ち、されど釘打ち。
1軒造ればどれだけの釘を打つのか?
どのような大工がどのような家造りをしているかが大切だということですよ。
マニュアルや第3者機関の検査を重視するのも良いですが・・・
まあ釘は打ってさえあれば手抜き工事ではありませんからね。
しっかり打っても、打たなくても同じこと。
それならばとこういう検査では見ないところで時間短縮をするものです。
これが現実・・・
あとは造っている大工を信じるだけです。