化粧材探しに材木屋へ

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玄関前の屋根に使用する梁を材木屋のカワイさんへ見に行きました。
とはいえ予算が限られていますからどれでも良いというわけにはいきません。

いろいろと材木屋の会長が相談にのってくれました。たった1本の梁のために・・・予算も限られているのに・・・
その結果、倉庫にあるものを物色することになりました。

いろいろ見まして、予算内のとてもきれいなひのきがありました。
他の大工さんが既に押さえていたのですがその大工さんの好意で譲ってくれることに。
とても気持ちの良い大工さんでしたよ。しかし残念ながら長さが20cmほど足りませんでした・・・

足らなければたった20cmでも大きな20cmなんですね。
その後、他にもきれいなひのきがありましたが少し予算オーバー。

予算に見合った材料はないかな?と思っていると奥にひと山ありました。
値段を見るとなかなかお手頃、というよりも相当お手頃。
理由は小さな節がひとつあるからです。
これだけで値段は大きく変わります。それが化粧材と言うものです。
たった小さなひとつの節でもあると無節材という冠は付けられません。
当然値段も驚くほど下がります。




























化粧材探しに材木屋へ


一番左の木が今回決めたもの。
上からも確認しましたがやはり本当に小さな節がひとつあるだけです。
気になると言えば気になる、気にならないと言えば気にならない。
ちょっと木目も良くないけれど・・・
いろいろ差し引いてもその割にはお買い得。

束でまとめて売りたいという会長の言葉でしたが1本だけ抜いてもらえることとなりました。
良い材木屋さんです、ムフフ。
その名は材木屋 カワイですよ。

























化粧材探しに材木屋へ


帰りに作業場をのぞいてきました。
いつも相談にのってくれる浜北建築組合の先輩親方がいましたのでちょっとお邪魔してきました。
今はお寺の墨付け中。位牌堂の部分のようです。

基本的に大工と宮大工とは違います。
一般住宅を造るのが大工、神社やお寺を造るのが宮大工。
ですから今回は20代の宮大工さんに教えてもらっているそうです。
職人の世界に年齢は関係ありません。仕事が出来る人が親方で出来ない人は小僧です。
サラリーマンにはあまりないパターンですがこちらの方がわかりやすくて良いですね。100%実力主義なのが職人の世界です。
それにしても60歳を過ぎても修業の気持ちを持てる先輩親方には頭が下がりますし、教えてくれる宮大工の方もすごいですね。
だって普通は教えてなんてくれませんよ、考えられません。

このような大工さんたちの仕事に対する姿勢を見習いたいですね。


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