このお助け道具、何年使っているだろうか・・・
私が小僧(修行中)だったころ既に気合が入っている古さでしたので。
このように使用します。
溝が突いてあるのが鴨居です。
引き戸がはめ込まれる部材です。
これを柱に隙間が出来ないように施工するのですが鴨居に対して柱は直角ではなくわずかばかりですが斜めになっています。
そのわずかな柱のクセを鴨居に写し取る際に固定しておくための道具なんですね。
うちでは今でもよく使用するのですが最近の家づくりではほとんど使用しないでしょうね。
今は扉と枠が一体になっている既製品が主流ですので。
昔ながらのやり方はこのように枠は大工が施工して扉は建具屋さんが造るというスタイルでしたので。
こちらの部材は?
ここに施工します。
物入れの棚ですね。
小僧のころはこれを作ることでのこぎりやノミの使い方、そしてうまくはめ込むための加減を覚えましたよ。
今ではこういうものも既製品であるからなー。
墨付けだけではなく造作(大工の内装工事)でも若い衆の練習の場がどんどんなくなっていきます・・・